Tetsuの読みもの
助け合いから生まれた鍋敷き
こちらのショップでは現在、メーカー直接購入の限定特典として、オリジナルの鍋敷きをプレゼントしています。コンパクトで、木の香りもよく、好評をいただいているものでもあります。 当初は一時的なキャンペーンで始めましたが、思った以上に好評だったので、こちらもやめられず継続中。 実はこの始まりは、コロナ禍の助け合いにありました。 キーパーソンはお取引先のクアントバスタのNさんでした。同社は自社ブランドのほか、全国に眠る私たちのような商品をピックアップし、販売しており、日頃から、Tetsuシリーズやナウ産業のことをよく理解し、応援してくださっています。 Nさんは、コロナ前の2019年頃から、ちょくちょくナウ産業にも足を運んでくださり、休日に工場でBBQをしながら販促について話したりもしてきました。 同社で取り扱っている木べらと「相性がいいよね」なんて話をしたり、ナウ産業には鉄しかないので、「鉄鍋のケースって、いい感じにできませんかね」なんて相談をしたり…。そんな矢先に登場したのが、この鍋敷でした。 「今度当社で販売することになった鍋敷です。Tetsuにも使えそうですよね」 シンプルでかわいいのと、コンパクトになるところがアウトドアにも使えそうで、社長も私も第一印象からバッチリ心を掴まれました。さらに中田さんは続けます。 「実はこれ、今お土産メーカーさんがコロナ禍で従来のように生産できなくなってしまって、なんとか彼らの力になれないものかと思って作ったものなんです」 この時すでに1年以上、緊急事態や自粛続きの頃。観光業が苦労していることは異業種の私たちにも容易に想像がつきました。ナウ産業だって、これまでに幾度も社会情勢の変化の中でピンチを乗り越えてきたのですから、決して他人事のようには思えません。 「国産無薬剤処理の木を使っていて、計画的に木を伐り植え育てることで、山を元気にすることにも繋がっているんですよ」 クアントバスタさんの考えにも共感し、私たちも自社ECを強化しようと思っていたところ。「私たちもその話、乗った!」ということで、オリジナル鍋敷のプレゼントが始まりました。Tetsuのロゴの焼印をつけたら、とってもかわいいです。(この焼印を上手に押すのが意外と難しい…w) イレギュラーの販売品だったでしょうに、コロナが明けて本業が忙しくなっている今も、同じようにお取引させてもらっています。 ただかわいいだけじゃない鍋敷きも、みなさんにずっと大切にしてもらえると嬉しいです。
助け合いから生まれた鍋敷き
こちらのショップでは現在、メーカー直接購入の限定特典として、オリジナルの鍋敷きをプレゼントしています。コンパクトで、木の香りもよく、好評をいただいているものでもあります。 当初は一時的なキャンペーンで始めましたが、思った以上に好評だったので、こちらもやめられず継続中。 実はこの始まりは、コロナ禍の助け合いにありました。 キーパーソンはお取引先のクアントバスタのNさんでした。同社は自社ブランドのほか、全国に眠る私たちのような商品をピックアップし、販売しており、日頃から、Tetsuシリーズやナウ産業のことをよく理解し、応援してくださっています。 Nさんは、コロナ前の2019年頃から、ちょくちょくナウ産業にも足を運んでくださり、休日に工場でBBQをしながら販促について話したりもしてきました。 同社で取り扱っている木べらと「相性がいいよね」なんて話をしたり、ナウ産業には鉄しかないので、「鉄鍋のケースって、いい感じにできませんかね」なんて相談をしたり…。そんな矢先に登場したのが、この鍋敷でした。 「今度当社で販売することになった鍋敷です。Tetsuにも使えそうですよね」 シンプルでかわいいのと、コンパクトになるところがアウトドアにも使えそうで、社長も私も第一印象からバッチリ心を掴まれました。さらに中田さんは続けます。 「実はこれ、今お土産メーカーさんがコロナ禍で従来のように生産できなくなってしまって、なんとか彼らの力になれないものかと思って作ったものなんです」 この時すでに1年以上、緊急事態や自粛続きの頃。観光業が苦労していることは異業種の私たちにも容易に想像がつきました。ナウ産業だって、これまでに幾度も社会情勢の変化の中でピンチを乗り越えてきたのですから、決して他人事のようには思えません。 「国産無薬剤処理の木を使っていて、計画的に木を伐り植え育てることで、山を元気にすることにも繋がっているんですよ」 クアントバスタさんの考えにも共感し、私たちも自社ECを強化しようと思っていたところ。「私たちもその話、乗った!」ということで、オリジナル鍋敷のプレゼントが始まりました。Tetsuのロゴの焼印をつけたら、とってもかわいいです。(この焼印を上手に押すのが意外と難しい…w) イレギュラーの販売品だったでしょうに、コロナが明けて本業が忙しくなっている今も、同じようにお取引させてもらっています。 ただかわいいだけじゃない鍋敷きも、みなさんにずっと大切にしてもらえると嬉しいです。
鉄鍋づくりのきっかけ
今回はTetsuシリーズが生まれるまでのことを紹介します。そもそも、町工場のナウ産業が、なぜ鉄鍋を作ろうと思ったか。そこには3つのきっかけがありました。 1.社長が代替わりして「何かしなきゃ」と思った ナウ産業は、現社長のお父さんである会長が1971年に設立しました。社名は、まんま社長の苗字「今(こん)」に由来しています。名刺交換をしたときに「私、今なんで、ナウ産業です」というのが社長のお決まりの挨拶。大体の方は、これでナウ産業のことを覚えてくれます。「ナウい」、「〜なう」など、絶妙に流行にも絡むステキな名前ですよね。 2代目として現社長が就任したのが2015年のこと。社長は当時、使命感から会社の飛躍を願って「何かしなくちゃ」と思っていたそうです。 BtoCはそのうちのひとつでした。 そして、市役所がタイミングよくセミナーを開いたことで運命は大きく動き出したのです。このセミナーで講師を務めていたのが、デザインプロデュースを手がけるアッシュコンセプトの名児耶代表でした。 2.地元・綾瀬のご当地グルメを食べさせたい ナウ産業のある綾瀬市では、2013年ごろからロケ誘致に向けた活動が盛んになりました。綾瀬市商工会青年部の部長も務めた社長にとって、まちづくりの活動はとても身近なものです。社長は、ロケの受け入れ等を行う市民活動団体「あやせブタロケ隊」のメンバーとしても活動しています。 ブタロケ隊の活動で浮上したのが「『とんすき』をロケ弁として食べさせたい」という想い。「とんすき」とは豚のすき焼き風鍋で、綾瀬市のローカルグルメです。すき焼きといえば鉄鍋。そこでブタロケ隊メンバーから、今社長に白羽の矢が立ちました。 鍋の形を作るなんてことは朝飯前。でも、そこにどんな工夫ができるかな…。生まれ育った綾瀬の、ご当地グルメを美味しく食べてもらいたい…! 地元愛と職人魂が、社長の心を震わせました。 3.自分たちの技術が喜ばれるところを見たい ナウ産業の手がける製品は、主に自動車や建築に使われる部品です。そのため、なかなか一般の方と接点のある物ではありません。「この会社は何を作っているの?」と聞かれても一言では答えられず、作ったものが喜ばれるシーンに出会うこともなかなかありませんでした。 会社を率いる中で、「職人達のやりがいがもっとあれば」という想いが社長の中にはありました。そして、一般の方々に使ってもらえるBtoC商品にはそのチャンスがあると思ったのです。 工場見学やBtoC商品の開発などを通して、職人と一般の方とが触れ合う機会ができたことで、モチベーションのアップになったことは間違いありません。 …ということで、ナウ産業が鉄鍋を作ることになりました。なんと、ここから3年もかかって、第1作目のTetsu Nabeができることになります。この間にもいろいろなことがありました。長くなりますので、それはまた別の回で。ちなみに、タイトル写真も商品化されなかったボツ作。 創成期は、社長が孤軍奮闘した時代でもありました。忙しい本業の傍らで、初めてのことを勉強しながらの商品づくり。本気で良いものを作りたいと思っていたからこそ、長い時間をかけて頑張ってこれました。 「Tetsu」が職人や社長の想いのこもった製品であること、ちょっとでも伝わっていたら嬉しいです。
鉄鍋づくりのきっかけ
今回はTetsuシリーズが生まれるまでのことを紹介します。そもそも、町工場のナウ産業が、なぜ鉄鍋を作ろうと思ったか。そこには3つのきっかけがありました。 1.社長が代替わりして「何かしなきゃ」と思った ナウ産業は、現社長のお父さんである会長が1971年に設立しました。社名は、まんま社長の苗字「今(こん)」に由来しています。名刺交換をしたときに「私、今なんで、ナウ産業です」というのが社長のお決まりの挨拶。大体の方は、これでナウ産業のことを覚えてくれます。「ナウい」、「〜なう」など、絶妙に流行にも絡むステキな名前ですよね。 2代目として現社長が就任したのが2015年のこと。社長は当時、使命感から会社の飛躍を願って「何かしなくちゃ」と思っていたそうです。 BtoCはそのうちのひとつでした。 そして、市役所がタイミングよくセミナーを開いたことで運命は大きく動き出したのです。このセミナーで講師を務めていたのが、デザインプロデュースを手がけるアッシュコンセプトの名児耶代表でした。 2.地元・綾瀬のご当地グルメを食べさせたい ナウ産業のある綾瀬市では、2013年ごろからロケ誘致に向けた活動が盛んになりました。綾瀬市商工会青年部の部長も務めた社長にとって、まちづくりの活動はとても身近なものです。社長は、ロケの受け入れ等を行う市民活動団体「あやせブタロケ隊」のメンバーとしても活動しています。 ブタロケ隊の活動で浮上したのが「『とんすき』をロケ弁として食べさせたい」という想い。「とんすき」とは豚のすき焼き風鍋で、綾瀬市のローカルグルメです。すき焼きといえば鉄鍋。そこでブタロケ隊メンバーから、今社長に白羽の矢が立ちました。 鍋の形を作るなんてことは朝飯前。でも、そこにどんな工夫ができるかな…。生まれ育った綾瀬の、ご当地グルメを美味しく食べてもらいたい…! 地元愛と職人魂が、社長の心を震わせました。 3.自分たちの技術が喜ばれるところを見たい ナウ産業の手がける製品は、主に自動車や建築に使われる部品です。そのため、なかなか一般の方と接点のある物ではありません。「この会社は何を作っているの?」と聞かれても一言では答えられず、作ったものが喜ばれるシーンに出会うこともなかなかありませんでした。 会社を率いる中で、「職人達のやりがいがもっとあれば」という想いが社長の中にはありました。そして、一般の方々に使ってもらえるBtoC商品にはそのチャンスがあると思ったのです。 工場見学やBtoC商品の開発などを通して、職人と一般の方とが触れ合う機会ができたことで、モチベーションのアップになったことは間違いありません。 …ということで、ナウ産業が鉄鍋を作ることになりました。なんと、ここから3年もかかって、第1作目のTetsu Nabeができることになります。この間にもいろいろなことがありました。長くなりますので、それはまた別の回で。ちなみに、タイトル写真も商品化されなかったボツ作。 創成期は、社長が孤軍奮闘した時代でもありました。忙しい本業の傍らで、初めてのことを勉強しながらの商品づくり。本気で良いものを作りたいと思っていたからこそ、長い時間をかけて頑張ってこれました。 「Tetsu」が職人や社長の想いのこもった製品であること、ちょっとでも伝わっていたら嬉しいです。
はじめまして、「サビない鉄鍋」です。
みなさま、はじめまして。神奈川県綾瀬市にある町工場、株式会社ナウ産業がつくる鉄鍋ブランド「Tetsu」と申します。 ナウ産業は「中・厚物板金」と言われる、ゴリゴリの金属加工の町工場で、普段は自動車や建築の部品などを作っている会社です。そこで初めて一般消費者向けの商品、いわゆるBtoCで作られたのが「Tetsu」シリーズとなります。 特徴はなんといっても「サビない」こと。 鉄鍋や鉄フライパンって、美味しくお料理が作れたり、長く連れ沿うイメージがあると思うのですが、一方で、「お手入れがめんどくさい」とか「放っておくとサビてしまう」とか、そんなイメージもあるのではないでしょうか。 そんな難点を、工業の技術でカバーしたのが「Tetsu」です。 「窒化」という処理をしており、表面が鉄の7倍に変化しています。加工や塗装と違って、そう簡単には剥げないものなのです。 それから、私たちにはとっても心強いパートナーがいます。アッシュコンセプトさんという、オシャレデザイン会社です。 たぶん、私たちのことを知って、まず「町工場のわりに、めちゃめちゃオシャレじゃん!」って思ってくださる方が少なくないと思うのです。本当にありがたいことに、すごくいろいろ助けてくださって、こんなに自慢できる商品が自分たちで作れました。 「Tetsu」はアッシュコンセプトさんのみならず、本当にたくさんの出会いの中で生まれ、育てられています。 現在も成長中。 また、アンバサダーによるレシピブログも別途ありますので、それらもこちらからもお知らせしたいと思います。 Instagram:@tetsu_nabe_ x:@tetsu_nabe_ などもありますが、 こちらの読みものからも、いろんなことを紹介しながら、Tetsuの魅力や、Tetsuに関わる素敵な人たちのストーリーを知っていただけたらと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。
はじめまして、「サビない鉄鍋」です。
みなさま、はじめまして。神奈川県綾瀬市にある町工場、株式会社ナウ産業がつくる鉄鍋ブランド「Tetsu」と申します。 ナウ産業は「中・厚物板金」と言われる、ゴリゴリの金属加工の町工場で、普段は自動車や建築の部品などを作っている会社です。そこで初めて一般消費者向けの商品、いわゆるBtoCで作られたのが「Tetsu」シリーズとなります。 特徴はなんといっても「サビない」こと。 鉄鍋や鉄フライパンって、美味しくお料理が作れたり、長く連れ沿うイメージがあると思うのですが、一方で、「お手入れがめんどくさい」とか「放っておくとサビてしまう」とか、そんなイメージもあるのではないでしょうか。 そんな難点を、工業の技術でカバーしたのが「Tetsu」です。 「窒化」という処理をしており、表面が鉄の7倍に変化しています。加工や塗装と違って、そう簡単には剥げないものなのです。 それから、私たちにはとっても心強いパートナーがいます。アッシュコンセプトさんという、オシャレデザイン会社です。 たぶん、私たちのことを知って、まず「町工場のわりに、めちゃめちゃオシャレじゃん!」って思ってくださる方が少なくないと思うのです。本当にありがたいことに、すごくいろいろ助けてくださって、こんなに自慢できる商品が自分たちで作れました。 「Tetsu」はアッシュコンセプトさんのみならず、本当にたくさんの出会いの中で生まれ、育てられています。 現在も成長中。 また、アンバサダーによるレシピブログも別途ありますので、それらもこちらからもお知らせしたいと思います。 Instagram:@tetsu_nabe_ x:@tetsu_nabe_ などもありますが、 こちらの読みものからも、いろんなことを紹介しながら、Tetsuの魅力や、Tetsuに関わる素敵な人たちのストーリーを知っていただけたらと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。